日々是々記サロンコンサート開催

9月17日(金)

インプレオ自慢のアンティークルーム、インプレオ・イーストにて「木村真紀のサロン・コンサート」を企画、
昼の部(11時から12時半)、夜の部(19時から20時半)の2回に分けて開催した。

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昼の部にはファンクラブのメンバーや、子育て中の女性達が多く参加してくれ、
涙、涙のあらしで、号泣する姿に、参加していた3名の男性達はちょっと戸惑ったかも・・・。

夜の部には、仕事帰りの男性もちらほら、ちょっぴり大人のムードで、
いつもの子育て談義からはちょっと離れて、片手にワインでもあったら、という雰囲気が漂った。

いづれも用意した17席はすべて埋まって、ちょうどよいサロンコンサートが出来上がった。 

もともとは、5月に結成したファンクラブのメンバー向けに何か、
スペシャル・イベントをプレゼントしたいと思ったのがきっかけ。

木村真紀のコンサートでは、いつも付きものなのが、
「子連れ可ですか?」という問い合わせ。
今回は、敢えて心を鬼にして、「子連れ不可」にした。

そのココロは。「いつでもどこでも子連れが許されることが決していいことではない」と思うからだ。

横浜の緑区あたりから、富ヶ谷までは1時間はかかる。
子連れでこの道のりは結構きつい。
コンサート会場に着くころには、母子共々、くたくただろう。

せっかく渋谷あたりに行くのだから少しはおめかししようと、母は思うだろう。
自分の支度に、化粧に時間もとられるのに、子どものおでかけの準備にも時間がとられる。
ぐずったときのおやつや飲みもの、おもちゃ・・・。
そんなこんなで家を出るまでにクタクタになることも少なくない。

何よりも不幸なのは、子どもだ。
子ども中心のコンサートではないからせっかく来たのにそんなに楽しくない時間が待っているのだ。それなのに、静かにしてなさい、と言われ続ける・・・。帰りは帰りでちょうど眠くなる時間に、がんばって歩いて電車を乗り継がなきゃいけない。

母だって、そんなに広い空間ではないことを知り、泣いたりぐずったりしたら、
その場にいられずに結局は部屋を出てしまう・・・。

それよりは、おばあちゃんなり、ベビーシッターなり、ファミリーサポートなりに、覚悟を決めてお願いし、一日自分のリフレッシュ時間と決めて、子どもから離れて過ごすことも意味があるんじゃないかな、と思ったから。

うれしいことに、前日に「母に預けられることになったので、明日行ってもいいですか」と電話をくれた会員がいた。どちらかというと、お母さんが子どもと離れられないかな、と思っていただけに、私もうれしかった。

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コンサートの後日、こんな投稿をしてくれた会員がいた。

ミントンのティーカップで紅茶をいただきながら、おいしいマカロンを食べ、真紀さんの登場を待つ。お部屋はアンティーク家具で統一されていておしゃれ!サロンコンサートって素敵ですね!
そして、ファンクラブメンバーで1列目を陣取ってしまったので、真紀さんがとても近く、今日は明るいし泣けないかも!と思っていたのに、泣ける!泣ける!今回は曲もリクエスト出来たし。自分がリクエストした歌を歌ってもらえるのって嬉しいですね!
コンサートが終わり、ファンクラブメンバーでランチも出来、それも楽しいひとときでした。(一部抜粋)」と。

きっとあの日、子育て中の母達は、
家に帰って、いつもよりずっと子ども達が可愛く見えたことだろうし、
こんな自分は幸福かもしれないな、って思えたかもしれない。

時には、子どもから離れて、自分への”ご褒美タイム”を持つのも必要だよね。